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中東一触即発…王国連合vs共和国連合…


アメリカのイランとの「核合意離脱」、アメリカ大使館のエルサレム移転(5月14日)、イスラエルのシリア領土内イラン軍拠点攻撃、レバノン選挙でヒズボラ勝利、そして5月15日のナクバ「大災厄」…。

1948年5月15日、イスラエルが独立、パレスチナ住民が追い出され難民化した。其の難民の帰還を要求する抗議デモ、3月30日から続いている。其のナクバ最終日となる15日、大規模なデモが予定されている。イスラエル軍が警備にあたり、催涙ガスや銃でデモ隊を攻撃、12日現在、既に53人の死者と夥しい数の重軽傷者が出ている。15日は大荒れになる可能性、デモ隊に「フェンスを突破」しようとする動きもあり、死者多数の惨劇になるかも知れないと報じられている。

イスラエルとイランが衝突する可能性が大きくなってきた。イランがイスラエル隣国のレバノン・ヒズボラにイスラエル攻撃を要請、もしヒズボラが攻撃に出れば、イスラエルのレバノン侵攻も考えられる。当然、「イランを口実」にシリアを攻撃するのだろう。

他方、サウジがイエメンからミサイルで攻撃された。サウジは「背後にイランがいる」と強硬にイランを非難、イラン攻撃を辞さないと主張している。「様々な諍い」が中東にあり、今や「一触即発」の様相を呈している。

中東の歴史は長く複雑で判りにくい。現代史…、単純に言えば、王国による支配・欧州列強による支配・クーデター・イスラエル・アメリカがKEYとなる。

イスラエルは今やアメリカの「独立した一州」に近い。むしろ、イスラエル、と言うより、「ユダヤ人」がアメリカを牛耳っていると言った方が正しいかも知れない。中東を混乱に陥れている根源…「歴史の誤り」と言える。

アメリカが問題視している中東諸国…、イラン・イラク・イエメン・トルコ、いずれも「クーデター」で王国を倒した「共和国」である。シリアとレバノン、フランスに統治され、ドイツに占領された経緯があるが、「クーデター」で独立を勝ち取り「共和国」を設立した。

他方、親米路線を続けているサウジアラビア、UAE、カタール、クウェート、バーレーン、ヨルダン、オマーン、全て実質的に「王国」「王族独裁国家」である。

オマーンは中立路線、エジプトは歴史的には王国をクーデターで倒し共和国を設立した国だが、今は完全な「軍事独裁国家」になっている。

中東戦争になれば、共和国連合vs王国連合(除くオマーン)+エジプトの戦いになる公算が強い。王国連合には米欧が加担、一方、王国連合とは別に、イスラエルは単独で堂々と共和国連合を攻撃するだろう。共和国連合にはロシアが加担する。NATOと関係が深いトルコの立場は微妙だが、イスラエルとは犬猿の仲、反イスラエルと言う立場を変えることは無いだろう。

軍事力ではイスラエル一国だけでも十分に共和国連合に対抗できるだろうが、出過ぎると共和国・王国の全イスラム教徒を敵に回すことになりかねない。エジプトも今はイスラエルと協調する政策をとっているが、いつ何時変質するか判らない。エジプト国民の殆どは反イスラエルだからだ。ムスリム同胞団に同調する者も多い。

イスラエルはイランをターゲットに据え、イランと同調するシリアとレバノンを巻き添えにするだろうが、シリアを巻き添えにすれば、シリアを支援するロシアと衝突する。結果、当然の如くアメリカが介入して来る。米露衝突? 次の一手が見えないので動かないでいるのが現状だろう。イスラエル次第になりかけている。極めて危険な状態である。

更に、王国内でもサウジアラビアとカタールの諍いが未解決で続いている。どうなっているのだろうか?

5月15日、パレスチナで大量流血となれば、イスラエルへの非難は免れ得ない。世界のイスラム教徒は、どのような反応を示すだろうか? イスラム教徒17億人に対し、イスラエル、国の人口は800万人だが、純粋のイスラエル人はそう多くはないだろう。イラン、人口は8,000万人、イラン人ジェノサイドなど不可能である。

中東で、戦火が広がれば、複雑怪奇な戦いになる。

民主国家アメリカが「王国」(王族独裁国家)を支援し、「共和国」を「テロ国家」と主張し攻撃するのも変な話だが、所詮、「理」より「利」を重視する国、自分の都合しか考えないエゴ国家、王族=セレブに親近感を抱いているのだろうか?

中国は「内政干渉」には絶対反対であり、かなり過敏になっている。「明日は我が身」だからだ。中東で火が吹けば、挑発者のアメリカを非難するだろうが、直接干渉することは、まず無いだろう。むしろ、原油と武器の取引で「漁夫の利」を享受する可能性がある。イランとの「原油人民元取引」が噂されている。

ネタニヤフ、「汚職疑惑」の渦中にある。疑惑カモフラージュ戦術で「戦火」を選択するする可能性がある。トランプも同様だろう。政治家の常套手段…。

北朝鮮は茶番合戦を繰り広げているが、中東に火が付けば、状況が変わってくる。平気で約束を反故にするアメリカを信頼できるだろうか? 
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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