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アメリカ孤立…どうするボーイング…戦闘機でカバー?


トランプ、イランと交わした「6カ国・核合意」からの離脱を宣言した。「パリ協定脱退」に次ぐ、オバマが国際的評価を得た実績の全面否定、個人的反オバマ感情の産物でもある。

パリ協定脱退、報復関税、そしてイランとの核合意離脱等々、国際合意事項を勝手に破棄し、アメリカに有利な条件を取り込もうとする強引な手法、世界を分断し、混乱させ、国際秩序を乱している。

加え、医療保険や予算・税金・財政問題等純粋な政治課題とは別に、ロシアゲート、地球温暖化問題、報復関税問題、女性蔑視問題・セクハラ問題、人種差別(白人至上主義)問題、移民・難民問題、同性愛者問題、銃規制問題、イスラム教徒差別問題等々…、見事に多くの問題を抱えている。

敵は、殆どのメジャー・メディア、女性、有色人種(黒人・ヒスパニック・その他)、環境団体、イスラム教徒、銃規制を訴える高校生…、不支持を訴える者はアメリカ国内に留まらない。

ロシア、中国、北朝鮮、イラン、シリア、メキシコ、ベネズエラ…。今回の「イラン核合意離脱」で、英・仏・独ばかりか、イスラエル以外の世界各国が「戦争の危険」や「経済への悪影響」を懸念している。

米政府、2015年の核合意後に認可したボーイングとエアバス他の旅客機200機(400億ドル)の販売許可を取り消した。ボーイング80機、エアバス100機、エアバス子会社20機、エアバスは10%の部品をボーイングから購入しているので、認可取り消しの対象となるらしい。

中国、アメリカの「理不尽な制裁措置」に対し「報復」を仄めかしている。その中には、昨年トランプが訪中した際に受注したボーイング旅客機300機(370億ドル)も対象となる可能性がある。

イランとの核合意、英・仏・独、そしてロシア・中国…、特に露・中がこれからどう出るか注目されている。両国共、絶対にトランプに迎合することは無い。アメリカを仮想敵国としている。

中国もロシアもイランに対しても好意的である。特に、中国にとってイランは重要な原油供給国、イランの原油輸出の50%は中国向けである。アメリカのイラン制裁に対し、様々な方法でイランを助けるだろう。

もうすぐ、アメリカの対中国制裁措置の影響が出て来る。もし、中国がボーイングとの契約を報復対象と設定すれば、ボーイングにとり約500機、770億ドル(8兆4千億円)に影響が出て来る。戦闘機の販売量は増えるかも知れないが、旅客機の500機はボーイングの経営に多大な悪影響を与えることは間違いない。イランへの販売は、トランプの登場で駄目になる事を織り込んでいるかも知れないが、中国向け破綻まで織り込んではいないだろう。トランプが尽力し成約した商談だからだ。

ボーイング旅客機、日本企業もかなりの金額の部品を納入している。日本企業も多大な影響を被る。

北朝鮮もイランンも、トランプ戦術を具体的に実行するには、中国の影響が大きい。更に、中国は習近平独裁の共産党国家、「大国」であると共に、国民がマインド・コントロールされた「強国」でもある。アメリカが強引に我を通せば、「それ相当の報復」をすることは、アメリカより容易だろう。「ボーイング」と「大豆」で「脅し返し」すればよい。理にかなった方に世界は味方するだろう。

北朝鮮、中国にとり「万里の長城」の東端の防波堤、「核放棄」と言いながら、習近平の腹の中は読めない。今のところアメリカに「良い顔」をしているが、信じる者は裏切られるのが政治? 「熊のプーさん」何時豹変するか判らない。

世界は、トランプが平気で「国際合意を破棄」するのを見て、「国際合意の永続性」に疑問を抱いている。何を決めても「次期アメリカ大統領が破棄」する可能性を否定できない。国際秩序を再構築するのは時間がかかる。

ボーイングの株価は、そんなに下がっていない。これからが見ものである。
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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