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中国の恐怖・・・規模公害…


中国、今は安定しているが、「国の規模」が大きいだけに様々な「弊害」がある。

第2次大戦後、封建社会から共産党独裁体制確立の過程、毛沢東は試行錯誤しながら中国を一つにまとめた。「文化大革命」、封建主義と資本主義を否定し、社会主義を美化し、「紅衛兵」…血気盛んな学生を扇動、全権を掌握した。マインド・コントロールされた紅衛兵運動による被害者は約1億人と言われている。先進的知識人の粛清、これがその後の中国に大きな影響を齎している。

この頃の毛沢東の失敗談は多々ある。「スズメ事件」…。「スズメは米を喰う天敵、スズメを駆除しろ」との‘神’の号令に、中国人は忠実に従い、中国中のスズメが駆除された。その結果、イネが害虫の被害に蝕まれ大不作になった話は有名である。忠誠心を表わす例としても語られている。(比喩だが…)

1955年当時5億5千万人くらいであった中国の人口は、1980年頃には10億人弱に増えた。国力増強の時代、「生めや増やせや」が重要な国策であった。その後、共産主義体制の経済成長では、増加する人口を賄いきれないと言う反省より、「人口抑制策」=「一人っ子政策」が導入された。

この頃、先進国が抱いた不安=「中国の恐怖」とは、共産党独裁体制の破滅=中国分裂……。「10億人の人口を有する大国を単独1政府で治めるのは不可能に近い」。成長と共に様々な権力者が登場し、中国は4国に「分裂」する。何故4国? 言語=文化の違いが4国分裂の根拠らしいが…。

其の時、先進国が恐れたのは「難民」、人口の1%でも1,000万人の難民が出る。避難対象国は、韓国・日本…アメリカ・カナダ・オーストラリア…。日本政府も大分焦ったらしい。1,000万人の10分の1…、100万人の難民が一時的にせよ日本に押し寄せたら、日本はガタガタになる。入国を拒否する訳にも行くまい。人道問題になる。

結局、中国分裂・中国人難民問題は杞憂に済んだ。文化大革命の粛清行動が、分裂となる芽を摘んでしまったからだろう。それも歴史…。1989年の「天安門事件」…。結果として、中国共産党一党独裁体制は「そう簡単に崩れない」「簡単に分裂されない」と言うメッセージを世界に出す一方、「反対分子粛清強化の正当性」を確固たるものにした。それぞれの歴史的役割がある。

その後の中国経済の急成長、「分裂」の危機は去ったが、「裕福化」の過程で、様々な弊害が生まれて来た。後進国から中進国への成長過程にある巨大国家、それ故に出て来る問題も多い。

一番恐れるのは「公害問題」と「環境汚染」。規模による弊害の典型例だ。国内問題に留まらず、近隣国にも多大な影響を齎す。

先日、日本に「黄砂」が届いた。「黄砂」は1,000年以上前から続いている自然現象、アメリカを経由、ヨーロッパまで届いた年もあったそうだ。公害とは言えないかも知れないが、急速に「砂漠化」が進んでいる中国、砂漠化の原因の一部に温暖化現象がある。その意味で「砂漠化」も人災だろう。

「廃棄物処理問題」、「大気汚染問題」、喫緊の重大問題になっている。

最近、世界中で取り上げられ始めているのは、「廃棄プラスティック」「マイクロプラスティック問題」。英政府は「プラスティック製品の廃棄は、世界が直面している最も深刻な環境問題の一つ」として、ストローなどプラスティック製の一部製品の販売禁止を宣言した。

先進国国民は規制されれば、規制を守る人の確率が高い。それ相当の人は規制を守るだろう。だが、中国は「なんでもポイポイ捨てる文化」、「ゴミをゴミと思わない文化」が根付いている。先日、仙台で行われた羽生結弦のパレード、10万8千人が街路に繰り出したが、其の後のゴミは家庭用のゴミ袋数枚分しかなかったとか、中国では「驚異のニュース」として報じられている。

中国の廃棄プラスティック、自然に海に流れ込むゴミのみならず、海上投棄も多いだろう。渤海・黄海・東シナ海・南シナ海…、莫大な量の廃棄プラスティックが海を漂い、将来的に海水をマイクロプラスティックで汚染するか、魚の体中に吸収されるか、陸に再上陸する。多種の海生動物は生態系変化に追い込まれ、あるいは死滅する。汚染された魚介類を食する人間に対する影響? その内に出て来るだろう。マイクロプラスティックの問題は、これから大きな問題となる。目に入りにくいやっかいな物質である。

映像で出て来るのは観光地の海辺汚染…、惨憺たるものだが、集めて焼却する設備もない。更に、プラスティックの焼却は大気汚染にも繋がる。

大気汚染、中国は「北京の大気汚染」を軽減するために、大気汚染の元凶である企業を北京から離れた場所に移動させた。多くの企業は、天津や山東省などに移転したらしい。そこから出て来るスモッグ、PM2.5と混ざって、蛇行した偏西風に乗りモロに韓国に流れる。日本にも来るだろう。

可哀そうなのは韓国、汚染された大気、PM2.5で 、マスクをしなければ喉を傷める。気楽に外出もできない。更に、多量の中国製プラスティックが海辺に流れて来る。航海の漁場は中国船で荒らされ、更に魚が汚染されれば漁場を失う。それでも中国に抗議できない。日本の海辺が韓国や北朝鮮のプラスティックに汚染されているのと同じだろうが、中国製の場合、規模が違う。韓国の人口は5千万人、中国は14億人、約28倍の人口、ゴミの廃棄量は莫大である。しかもゴミポイポイ文化、韓国はどうやって解決するのだろうか? 日本にとっても韓国製プラスティック処理問題で参考になる。


中国の規模公害、まだまだあるだろう。急増している観光客問題も、そろそろ社会問題になりそうだ。公害とは言えないが、日本の観光地が中国人の観光地になりつつある。人災も出て来るだろう。難しい国である。
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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