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アメリカ…中東戦争へ誘導?…身勝手な謀略…


シリアに派兵している約2,000人の米軍、「トランプの本音」は早期帰還である。

シリアに関しては、今まで「民主化支援」とか、「テロ対策」とか、「人道的支援」とか、色々と「アメリカ介入の正当性」が語られて来た。第二次世界大戦後は、「石油利権確保」と「武器商売」と「イスラエル支援」が主目的であった。だが、「中東」が急速に変わり、アメリカの目的も大分変わって来た。

トランプ、「アメリカNO1」の復活と言いながら、「世界の警察」放棄を嘯いている。その背景には「巨額な財政赤字」がある。「アメリカの圧倒的な支配力」を維持する為に、巨額な資金を「世界の警察」維持費用として、更には弱小・貧国への人道支援に費やしてきた。

トランプ以前は「必要経費」として扱われていたが、トランプは「不必要・悪」の支出=「無駄金」と考えている。日韓の防衛の為の軍事負担などは「今までアメリカは騙され、蝕まれていた」、「これからは自国で負担しろ」と言う発想になる。

中東に関しても、同じ「本音」になる。「何故、シリアにアメリカが関与する必要があるのか?」「ISが掃討されれば、アメリカが関与する理由は無い」…。


シリアは、アメリカにとり経済的に意味の無い国である。「民主主義・民主化を要求する者に対する支援」「残虐な殺戮を続ける独裁者アサドの退陣を迫る」と言うアメリカ国民に対する「受けの良い」「美しい言葉」による介入の意義の説明は、それなりに使用価値はあるだろうが、「それなりの価値」と「具体的な費用」の対比において、「無駄」と言う結論になっている様だ。

トランプ、シリア派兵の早期帰還を実現する為、アラブ諸国にシリア派兵を打診している様だ。「米軍の肩代わり」である。サウジアラビア、エジプト、カタール、アラブ首長国連邦…、どの国も否定的だろう。

サウジアラビア、目下イエメンと交戦中である。更に財政問題も浮上、国内の王族の締め付けに懸命である。下手すれば、国内の反対勢力が台頭して来る可能性もあり、シリアどころでは無かろう。

エジプトシシ軍事独裁政権に対する不満・非難が渦巻いている。更に、イスラエルが加担しているシリア攻撃、エジプト国民の反感を買うのは必至である。

カタール、未だにサウジアラビアと喧嘩状態。更に、イランと、ロシアの関係悪化になるアメリカの協力要請には応えられないだろう。

アラブ首長国連合、わざわざ混乱を招く「無駄」以上に「不必要・悪」な出費は避けるだろう。

アメリカの軍事協力要請、結局実現しない。トランプの本音は、この拒否を以て、アメリカ国民に「止む無く駐留継続」の許可を得る所存なのだろう。「早期帰還はすべきでない」という軍事関係者や与野党議員も多い。

アラブ諸国がシリアに派兵すればどうなるか? シリアの後ろ楯にイラン、ロシア、そしてレバノン・ヒズボラがいる。シリア反政府グループでありアメリカが支援しているクルド人グループに対してはトルコが戦う。

更に、中国が「軍事介入は内政干渉で国際法違反」と主張している。「正当な政権から要請された支援は別」と言う事になれば、アメリカの要請による軍事支援は「内政干渉」で「国際法違反」になる。アラブ諸国にとり、最大のお得意先である大国中国を敵に回すことは無いだろう。

アメリカの期待は「中東の混乱」、原油の値段が上がる可能性がある。「武器」も消費され、武器販売量も増える。中東諸国の軍事力が低下すれば、それだけ「イスラエルの安全性」が高まる。中東の混乱は、アメリカ経済にとり「一石二鳥」にも「一石三鳥」にもなる。

結論は、「シリア反政府グループが白旗を挙げるまで見守っているしかない」「成り行き任せ」だろう。アメリカは「引くにも引けないジレンマ状態」。

確かな事は、アラブ諸国がアメリカの要請を断れば、それはアメリカの「主導権」喪失を世界に知らしめる事になる。自分で、自分の首を絞めることになる。トランプ自滅の道、国内ばかりか、国外でも動き始める。次は、北朝鮮?中国?…。既にロシアとの「第二次冷戦」は始まっている。
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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