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向島・受刑者潜伏・・・「空き家」が障害…


愛媛松山市刑務所から脱走した受刑者、盗んだ車で広島・尾道市・向島(むかいしま)に逃走し、今も向島に潜伏している。既に1週間経過、現金・衣服や食い物など‘コソ泥’を繰り返しているが、未だに何処に潜伏しているか判らない。捜査犬も使っているだろうが、犬の鋭い嗅覚でも捉えられない処に潜んでいる様だ。向島、逃走者には好条件の場所の様だ。捜索を困難にしている一番大きな障壁は、「所有者不明の空き家」と言われている。

向島、人口約2,200人、当然、「高齢者」が多い。面積2,200ヘクタールの小島、「起伏」に富んでおり、主産業は柑橘類(ミカン)の栽培。「離島者」が多く、「1,000軒以上が空き家」になり、島中に「点在」する。‘空き家’の中の捜索には、「所有者」若しくは「管理者」の許可が必要だが、大半は連絡が取れない。従い、空き家の中に入れず、外から視て、逃亡者が「いそうかどうか」チェックするしかない。これでは、中々見つからない。

「空き家」、想像するに、電気・水道・ガス以外の「生活必需品」が殆ど揃っている「空き家」も多いだろう。後継者が「放置」して、そのままにしているケースが多い。折しも、ミカンの収穫期、水も自然水で十分だろう。だが、火は使えない。煙が出てしまう。島の対岸まで200メートル、だが、流れがきつく寒いので無理だろう。従い、当分は潜伏を続けるに違いない。

空き家」=所有者不明土地問題(空き家問題)、2016年段階で410万ヘクタール、少子高齢化時代2040年には720万ヘクタールになると予想されている。因みに日本の面積は約3,780万ヘクタール、北海道は780万ヘクタール、九州は420万ヘクタール…。現状は九州、2040年には北海道に匹敵する所有者不明の土地(私有地)が所有者不明の土地になる。言い換えれば、日本の約20%に「空き家」が、「蜘蛛の巣」の様に「点在」する国になる。

家具付きの「空き家」も多いだろう。役所は強制排除も出来ず放置するしかない。地方自治体で特別法を定め強制排除するにしても「空き家撤去費用」や「家具の処分」と言う大きな問題に直面する。「人権」の問題も発生する。従い、何もしないで「放置」しているのが現状だ。逃亡者の「絶好の隠れ家」となる。今回は、その好例だろう。


我が山小屋近辺、約半数が「空き家」になっている。現状は、逃亡者ではなく、狐や狸、栗鼠や捨て猫、様々な鳥たちの格好のマンションとなっている。日本の家屋、40年近く放置されても、中々朽ち果てない、ベランダは見るも無残だが…。

参考まで、国有地の面積は877万ヘクタール、日本の国土の23%強、97%は国有林である。現状、国有地と所有者不明土地を合わせると、1,597万ヘクタール(約42%)…。

この広大な面積を、「次元の異なる発想」で有効活用できないものだろうか?


想定外の異常気象多発時代、防災の筈の森林が「災害の原因」になる場合も増えている。「管理不十分」による「人災」とも言える。「土砂崩れ」も増加傾向にある。森林の保水力不足…「樹木の高齢化」「樹木を支える土地の経年劣化」だろうか。

所有者不明土地問題…、「犯罪リスク」や「防災リスク」、「地域住民の安全確保」等々の為にも、何とかしなければならない。自治体の問題と言うより、「土地所有権」「土地私有」問題まで関係する日本全体の根本問題、自衛隊問題より重要な問題だと思うが…。法律を変えなければならない。

国有地問題、森友問題などは、ゴミのような問題。其れより、災害の温床となりつつある国有地全体をどのように管理するか、大きな問題である。政治家・政府の特権かも知れないが…。悪の温床?…。

法を改定し、「所有者不明土地」も「国有地」扱いとして、総合して「日本改造」を検討してもらいたいものだ。小手先では一歩も進まない課題である。
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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