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中国( ^ω^)「豚肉」と「大豆」・・・


圧倒的世界最大の豚肉生産・消費大国である中国、生産量・消費量共、世界の約50%である。この10年、生活水準の向上、一人っ子政策の廃止による人口増加、家庭収入の増加等々により、豚肉の消費量が急増している。因みに消費される食肉の約60%は豚肉である。中国人一人当たりの豚肉消費量は成長過程にあり、まだまだ「伸びしろ」がある。何せ人口14億人の食大国…、絶対消費量は莫大である。

数年前、豚肉の国内生産量が増え、供給過剰に陥り豚肉」価格が急落した事がある。小規模経営の養豚生産者は離農に追い込まれた。

一方、「養豚用飼料」にも変化が出て来た。従来は「トウモロコシ」が主であった飼料、それが「遺伝子組み換え大豆」に変わって行った。「大豆油」を搾った後の「大豆粕」が豚の飼料となる。「食用油」の需要も急増、中国政府は「遺伝子組み換え大豆」使用による「将来的危険性」より、「現実の経済性」を優先した。大量に輸入されている大豆も、飼料用は100%安価な「遺伝子組み換え大豆」である。主力輸出国はアメリカ、ブラジル、アルゼンチン等々、因みに、アメリカの大豆輸出の60%は中国向けである。

中国共産党政権にとって豚肉価格値上げ社会問題になる。豚肉1㎏生産するのにトウモロコシ7㎏必要と言われているが、大豆(大豆粕)の場合はどれ位になるだろうか? 多分、油を搾った後の粕を使うので、使用される大豆の量はトウモロコシより多いだろう。

今回のアメリカの対中国制裁関税に対する中国側の報復措置により、「豚肉価格」が上昇した場合、アメリカを悪者にして国民に理解を求めるとともに、報復措置を宣伝し、中国国民の「愛国心の高揚」に利用するに違いない。当然、習近平独裁体制を強固にすべく有効活用するだろう。共産党国家中国には「負け」はない。

他方、「貿易戦争」は世界の穀物・大豆市場に大きな影響を与える事は間違いない。当然、中国国内の大豆価格は、今まで輸入していた米国産大豆より高値になる可能性の方が大きい。結果、豚肉価格も値上がりする。大豆の輸入先をブラジルやアルゼンチンに切り替えるのだろうが、スムーズにいくだろうか? 「豚肉の緊急輸入」も検討しているだろう。

ロシアの元スパイ暗殺疑惑で英・米欧がロシア制裁に動いている。「欧州産豚肉」の大手輸出先であったロシアへの輸出が出来なくなれば、欧州勢は新たな輸出先を見つけなければならない。欧州勢にとっては、中国向け輸出は願っても無いチャンス=特需だろう。

困るのは、アメリカの大豆生産者と養豚業者、両産業の就業者数はそう多くないが、共和党の地盤が多く、農業はそれなりの伝統的・政治的パワーもある。大豆ばかりではない。中国は大量の米国産綿花も輸入している。


「自由貿易」、そして「グローバル社会」「グローバル経済」の最中に、「力」と「脅し」を振りかざして、「特定一国」に有利な「保護政策」を強行すれば、「世界の秩序」が乱れる事のは必定、その「付け」は自国にブーメランする。国内に反対の声が上がるだろうが、それ以上に「米国産品非買の動き」が出始めている。アメリカの敵…、中国、イスラム圏、インド、ロシア、…それだけでも少なく見積もっても45億人はいる。アメリカは60%以上の市場を失いかねない…。これでは、「アメリカNO1」などと言っている場合では無かろう。「世界の嫌われ者」になるのは必至である。

NY・トランプ・タワー、今年2度目の火事…。古いビルで消火設備不備の様だ。「祟り」だろうか?

日本政府は5月に「トランプ・安倍」「3度目のゴルフ会談」を設営しているとか? ゴルフどころじゃないだろうに?
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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