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開戦前夜…日本神頼み…中国・EU即報復へ…


「貿易戦争」…、明日23日、アメリカ向け‘輸入制限’が発動される。今は、「制限詳細」発表を待つだけの状態、正に「開戦前夜」にある。注目されるのは発表後の「EU・中国の報復措置」詳細…。そう言えば、日本は「同盟国なのだから除外して欲しい」と「泣き」を入れ、ただただ「祈る」ばかり、対抗措置などは報道されていない。ましてや、「報復」など怖くて「口にも出せない」様だ。一体、日本政府は「どのように措置」を講じる心算なのか? トランプと「仲が良い安倍」頼み? そう甘くないだろう。結局、アメリカの言われるままで、「なるようにしかならない」、それが実態の様だ。アメリカは将来的にTTPに「ちょっかい」を出して来るだろう。其れまでは「日本を焦らす戦術」だと思うが…。

問題は、「アメリカだけが良ければ良い」という「傲慢な考え方」・「保護主義」…、それに関し、日本は、「小さい声」で「良くないのでは…」と囁いているだけ…。アメリカに完全に媚びている「子分外交」…。「惨め」と言うか、「みっともない」と言うか、「情けない」と言うか…。国会は「森友問題」で完全に「機能不全」に陥っている。取り敢えずは、3月27日予定の「佐川喚問」…、その他は「棚上げ」。「貿易戦争」も「北朝鮮問題」も、殆ど全てが「討議先送り」の状況である。 「何をやってるんだ?」と嘆いている日本人も多い事だろう。「党利党略」と「自己保身」が優先される社会、世界戦略は二の次?

「貿易戦争」…、「アメリカは勝つ」と豪語したトランプ、意見が合わない高官を首にし、身の回りを同類者で固め、強行突破の体制を整えた。益々「裸の王様」になって来た。恐怖の「右翼独裁体制」…、良識派は皆無。

「自由貿易」は「資本主義の基本」、「競争の原理」が発展の基本、その基本を「力」で歪めれば、「歪(いびつ)競争」「負の競争」が発生し、正常な発展を阻害する。結果は、「アメリカが勝っても、‘グローバル経済’は下降し、その‘付け’がアメリカに回り、やがてアメリカ経済も下降する」…、言い換えれば「アメリカは負ける」だろう。

アメリカが誇る「ボーイング」、だが「アメリカの工場」は単なる「組み立て工場」、「殆どの部品は輸入品」である。輸入部品に高関税を掛ければ、当然本体のコストは高く付く。販売価格に上乗せすれば競争力がなくなる。価格上乗せを承諾せずキャンセルされる恐れがある。販売価格に上乗せできなければ、関税に見合う分(コストアップ分)が損失になる。さもなければ、エアバスに市場を奪われる。欧州勢は大喜びだろう。中国にとって「ボーイング輸入キャンセル」と言う報復も選択肢の一つである。

確か3年前、中国はボーイング300機購入契約した。契約金額は380億ドルと報じられた。中国にとってキャンセルは簡単、「アメリカの一方的・政治的中国製品締め出しに対する報復である」と言えば良い。ボーイングの組み立て工場の一部を中国に(技術)移転してもらう契約なので、中国にとっても「損」になるかも知れない。だが、それ以上にアメリカ・ボーイング社にとっては「巨額な損失」になる。販売機数が決め手の航空機ビジネス、300機もキャンセルされては損失どころか、従業員の大量解雇に繋がる。「例えば」の話だが…。中国は「報復には報復を…」の姿勢を崩していない。

自動車販売競争、欧州車・米車・日本車…、各国各様、様々な主張を展開するだろう。だが、輸入関税引き上げで車の価格が下がる事は無い。むしろ値上げ要因、価格上昇の結果は需要の鈍化…。誰が「関税引き上げの利」を得るのか、首を傾げざるを得ない。

自動車部品を全てアメリカ国内で購入? そう簡単には出来ない。部品が一つでも足りなければ、自動車の生産は出来ない。価格ばかりではなく、「品質問題」もある。最終的には「保障問題」もある。グローバル経済のシンボル的な製品が自動車である。

「世界経済」の鈍化は必至、株価も下がる。株価下落を一番恐れているのは、共和党政権であり、トランプ自身である。「株価上昇」をトランプの正当性・成功例として宣伝している。株価が下がれば中間選挙に多大な悪影響を与える。


トランプは「貿易戦争」で「ディール」しようとしているが、それは世界のみならず「アメリカ国内の分裂」を助長する可能性を否めない。一方、ロシアと中国、プーチンと習近平、益々「長期独裁体制」を強固なものにしつつある。露中への制裁は、「露中関係強化」にも繋がる。安保理は完全に機能しなくなる。

「貿易戦争」、マイナス面ばかりで利点は無い。将来的結果は「アメリカの負け」だろう。敵が多過ぎる。その将来まで、それまでトランプが持つかどうか? 

ペンシルバニア州の下院補欠選挙、民主党候補者が僅差で勝利、昨日やっと共和党候補者が敗北を認めた。「輸入制限」で恩恵を授かるはずだったペンシルバニア州の選挙民が、反トランプ候補に投票した結果である。トランプの読み違いだろう。

多くの商品が値上がりするかも知れない。スーパーで売られている「日用・雑貨品」の多くは中国製、消費者は「値上がり」をどの様に受け止めるだろうか? スーパーで買い物をする一般国民、どれだけ収入が増えているだろうか? 所得税減税の恩恵を授かっていない人が大半だろう。
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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