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貿易戦争開戦前夜…有効報復策頭脳戦…


血を流さない戦争…頭脳戦争…、ゲーム感覚で面白くもある。トランプが発令した「輸入制限措置」、鉄鋼25%・アルミ10%、その他の罰則的輸入関税は検討中で詳細不詳だが、兎も角、23日に発動する。「報復」対象となる対米輸出国は、様々な報復措置を検討しているだろう。EUと中国、どんな案が出て来るか、楽しみでもある。アメリカ、共和党議員が困る産品、ハーレーダビッドソンやジーンズ・バーボンの他に、どんなモノがあるだろうか?

アメリカの貿易赤字、その主因は、アメリカから輸入するモノが余り無いからだ。勿論、アメリカ企業が生産コストの安いアメリカの外に生産拠点を移転しているからでもある。

現在のアメリカの輸出主力商品、何があるだろうか? ボーイング、穀物、武器、これからは、シェールオイル開発で石油・石油製品の輸出も増えるだろうが、その他に、これと言った製品が無い。勿論、ICT・AI・金融関連・薬品・知財関連などがあるだろうが、報復対象になるかどうか?

米通商代表部(USTR)、「インドを世界貿易機関(WTO)に提訴した」と発表した。「馬鹿じゃないの?」と、冷笑している人は多いだろう。

提訴理由は、インドが10年程前から推し進めてきた「特別経済特区制度」…。この制度は、インド独特の輸出促進策及び外資誘致策、その特区に進出した企業には、「無税」や、輸出入に関する「諸手数料」免除等々、「特別優遇扱い」している。USTRは、国の輸出補助を禁止しているWTOの規定に違反していると主張している。

インドの経済特区制度、アメリカに直接的ダメージを与えているとは思えない。だが、多くのアメリカ企業が、このインドの経済特区を有効活用(進出)しており、「米企業の国外移転の典型」になっているのを問題視したのだろうか? 皮肉にも、アメリカ企業のグローバリゼーションの結果である。

アメリカの輸入制限、一方的な報復関税、「アメリカの安全保障を脅かす」とか何とか云っているが、完全な「詭弁」である。当然、制裁対象国はWTOに提訴するだろう。トランプは、「WTO」脱退も辞さずと叫んでいるが、滅茶苦茶である。正に自由貿易否定、世界の自由平等貿易の否定である。それが、大統領令発言の直前にWTOに提訴するとは…、完全に脳の回路が狂ったとしか言いようがない。「アメリカは自らWTOの規定を破ろうとしている」という自覚がない。

インド、まずはインドの頭脳を駆使し、アメリカの「いちゃもん」に徹底的に対抗するだろう。報復措置? EU・イギリスに追随すると思う。中国とも結託するかも知れない。更に、インドは「就業ビザ問題」(インド人差別)などでアメリカに怒っている。プライドが高い国民性、アメリカの言いなりになる事はありえない。結果、アメリカは13億弱の市場を失う事になる。その損失は、インドに与える損失より、アメリカ企業に与える損失の方が遥かに大きいだろう。

アメリカ政府、トランプのイエスマンで固めようとしているが、人材不足は否めない。だが、少数のイエスマン、過激にまとまれば、何を仕出かすか判らない。益々孤立し偏屈になり過激になる。

貿易戦争のみならず、北朝鮮、イラン、中東、大きな火種が、この2カ月以内の火を噴く可能性もありうる。

何が起こるか? 「面白い」が、「極めて危険」である。

先ずは来週…、日本は「桜開花」と「森友・佐川・麻生・安倍…」、世界は報復嵐の「火の粉」が飛び交う。「花粉ではない。火粉である。

中国・EU・インド…、どんなアイデアを考え出すだろうか…。
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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