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孤困帝米朝…「孤立・困惑・帝」…先ずは「朝」の勝ち…


「突然」決まった「米朝首脳会談」と騒いでいるが、全然「突然」ではない。北朝鮮は以前から、「条件なしの米朝首脳会談」を示唆していた。世界が見守る中で、世界のリーダー国アメリカの大統領と「対等な立場」で会談する事、それが「北朝鮮の戦略」であり、その為の戦術が、「危険な独裁国家」と言うイメージ創作、「危険な狂人」金正恩を「異様」な姿にさせ、そして「核兵器保有」で世界に恐怖を与える事であった。米大統領と「対等な立場」で会談出来れば、北朝鮮国民は「今の政策は正しい」、「金正恩は正しい指導者」だと称賛するだろう(強制的納得だろうが…)。あの髪型、意図的に異様なイメージを与えるのが目的?

北朝鮮は「北朝鮮を核兵器保有国として認めろ」と主張している。「核保有国」に認定されても何ら「特権」を持つ訳ではない。認められた「核」を笠に、「政治交渉力」が次元を超えて向上すると勘違いしている様だ。だが、インドもパキスタンも「核」を保有している。世界や国民に「不安」を与えるだけ…。核兵器生産費用も維持費も高額であるが、何の「特権」も「利」も無い。「核保有」は「不安」を醸成するだけである。

トランプ、「米朝会談は北朝鮮の核放棄が大前提」と繰り返してきた。それが、北朝鮮からの「甘い誘惑」に、即座に飛びついてしまった。どんな誘惑かは知る由もないが、当然、「無条件」「対等の立場」での会談だろう。それほど、選挙公約が中々実現行できず、更に、ロシアゲート問題等々で窮地に陥っているのだろう。極度に飢えたピラニアに美味しそうな太った豚をぶら下げて見せつける様なもの、トランプは「瞬時=独自」に承諾してしまった。誰にも相談しなかった様だ。相談するにも相談相手がいない。最初は「4月でも良い」と言ったらしい。韓国側が4月末に予定されている「南北首脳会談」の後で、と説明したので5月末までに、としたらしいが、何も考えず「飛びついた」としか思えない。

今まで主張していた大前提を覆す「即座の承諾」、どうも「核放棄の可能性を示唆する甘言」を100% 信じたようだ。この機会を利して「汚名挽回」、当面の選挙に有効活用・PRしようと思ったのだろう。この数か月が選挙戦の勝負と思っている様だ。

「貿易戦争」に勝ち、「北朝鮮問題」を解決すれば、それは、アメリカにとり称賛される偉業になる事は間違いない。「ディールのプロ」と自称しているトランプ、「自分なら出来る」「歴代の大統領とは出来が違う」「自分は天才だ」と思い込んでいるのだろう。「ナルシスト」の典型である。

金正恩、「核兵器放棄」する訳がない。「「核兵器保有」しているからこそ、トランプが会談に飛びついてきた、と自信を深めた事だろう。

「核兵器放棄」を仄めかしたり、その「ジェスチャー」をするかも知れない。だが、いつでも豹変する可能性を秘めている。ましてや、あれだけ「核兵器」を賛美させられている北朝鮮国民が納得するだろうか? 国民が離反する可能性もある。

金正恩の側近、長年「金政権」に仕えて来た「外交のプロ」が揃っている。金正恩を支える頭脳、ヘマをやらかせば首になり、下手をすれば死刑、それ故に超真剣に戦略・戦術を立案・実行しているだろう。「絶対的忠誠心」に基く外交戦争に備えているに違いない。「巧みに計算された日程表」もあるだろう。それに基づく金正恩は、「したたか」に振舞うだろう。トランプが「プロの娯楽3文番組の司会」なら、金正恩は「正真正銘の独裁者」、政治手法の質と次元が違う。

一方、アメリカ、専門家は「米政府」の「人材不足」と「能力不足」の実態を指摘し、更に、トランプが全てを独自に仕切ろうとしている「性格的欠陥」「知識不足」「外交技術未熟」を危惧している。「感情に左右され易い性格」、下手すれば「交渉に失敗」し、「核戦争」に発展する可能性を囁く専門家もいる。正に、「トランプ・リスク」である。

先ずは、対等な「首脳会談」実現で、交渉第一歩は「金正恩の勝利」、それだけで金正恩は「良し」とするだろう。少しでも「制裁緩和」されれば良い。「人道的支援」を「お土産」に確保できれば「更に良し」、その位で、納める心算だろう。

それでも、世界は米朝会談実現を「平和への第一歩」と歓迎し、北朝鮮国民もアメリカと「対等」に会談出来たことを「大成功」と歓迎する。

韓国は「安全確保」されるだろうか? 北朝鮮から様々な「物的要求」をされるだろう。まずは「人道支援」、そして「経済支援」…。だが一方、韓国には「米韓関係」「中韓関係」の狭間で様々な問題が出て来る。韓国にとっては、「歓迎」と「試練」の時を招く可能性もある。

日本、アメリカに言われるが儘だろうが、「拉致問題」と言う難題がある。安倍が訪米し、トランプに米朝会談の際に「拉致問題」を取り上げるように要請するだろうが、米朝会談で、金正恩が「解決済み」と言えば、トランプは「あ、そ…」で終わる可能性も大きい。日本は蚊帳の外、「森友問題」で政府・与党はガタガタになりつつある。情けなや…。

孤立し困惑している「米朝の帝」の「世紀の駆け引き」「化かし合い」、「似た者同士」の「幼稚な戯言」になるような気がする。「戦争」にはならないだろうが、「不安な時間の長期化」「結論の先伸ばし」になるのだろう。

余韻を残す落語の世界に似ている。今回は…「老いぼれ」と「チビロケットマン」、72歳と34歳の「掛け合い漫才」…。「異物」の衝突…、「似た異物」ゆえに怖い。

「オチは?」…「また逢う日まで…」

また逢う日まで 逢える時まで 別れそのわけは話したくない
なぜかさみしいだけ なぜかむなしいだけ
たがいに傷つき すべてをなくすから
ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して
その時心は何かを話すだろう


結局、何も変わらない…。
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プロフィール

徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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