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蓑虫絶滅?…印中昆虫戦争の結末は?…


この数年、暇に任せて「いろんな温泉街」を散策しては「蓑虫」を探しているが、全くお目にかからない。最期に「蓑虫」を見たのは。インドから帰国した年の冬、今から12年前、マンションの桜の木にブラブラぶら下がっていた。

「蓑虫」=オオミノガ、「蓑」は20数種類のオオミノガの幼虫(雌)の住み家、雌は死ぬまで「蓑」から出ることは無い。木の葉に産卵した後に死に、朽ちて「蓑」から落ちてしまう。オオミノガの主食は桜・柿・イチジク等の葉や茎など、立派な害虫である。

昔は、「蓑虫」の特徴を知り尽くしたお婆ちゃんが、蓑虫の「蓑」を剥がし、幼虫を色紙や毛糸の中に入れ、色紙や毛糸の蓑を作らせ、それをアクセサリーにしたり、沢山集めて財布を作ったりして遊んだそうだ。気長な手仕事だが、風流でもある。

その「蓑虫」に「天敵」が現れたのは20年ほど前。天敵とは中国が害虫である「蓑虫」=オオミノガを駆除する目的(=生物兵器?)として利用した「オオミノガヤドリ蠅」、其の「オオミノガヤドリ蠅」が日本に渡来したらしい。あっという間に繁殖し、渡来10年後には「日本の蓑虫絶滅の危機」とまで言われた。2010年頃には日本から「蓑虫」の50%程が消えたと言う調査結果も出た。

「オオミノガヤドリ蠅」、「蓑虫」が食べようとしている葉に産卵し、葉と一緒に「蓑虫」の口に侵入、噛み砕かれなかった卵が「蓑虫」の腹の中に入り、孵化し、蓑虫の体を食い潰すとの事。

数年前、どうなったか調べたら、今度は「オオミノガヤドリバエ」に寄生する「寄生蜂」がインドより渡来、「蓑虫」の減少は50%程度に収まる可能性が大きいと言う情報があった。(以前ブログに掲載)

インドの「オオミノガヤドリバエ寄生蜂」のお蔭で、「蓑虫」復活を期待したのだが、その後、何処に行っても蓑虫は見つからない。

「印中(昆虫)戦争」、そして「蓑虫」、どうなったのか? 「蓑虫」絶滅ならば、「オオミノヤドリ蠅」も「オオミノヤドリバエ寄生蜂」も生き残れない。「印中戦争」も終わる。「印中共倒れ戦争」…、「蓑虫戦争」の「宿命」である。

余り「見えない世界」だが、「蓑虫の文化」も終わる。

「モノの哀れ」?…無意味に戦う人間界にも通じるモノがある。所詮、空しく消えていく…。

生物界、特に自然現象が変化するは時には、様々な事が起きている筈。

絶滅する種も多いだろう。「歴史の一齣?」

アメリカ社会の突然変異、「未知の昆虫の世界」より複雑である。それも「歴史の一齣?」…。
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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