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インドの交通事情…車の性能よりマナー…


インドの交通事情、世界最悪と言われて久しい。確か、2010年の交通事故犠牲者は16万人を突破で「世界一」と騒がれたが、インド人政府は、「中国は統計を誤魔化している。実際の交通事故犠牲者は年間20万人を超しており、中国の方が世界一だ」と反論した。「世界一」でも不味い「世界一」もある。

2010年以降減少に転じ、2016年と2017年は年間犠牲者15万人前後に収まっている。それにしても多い。

日本の2016年と21017年の交通事故犠牲者は両年とも4,000人強、インドの人口は13億人弱、日本は1.2億人強、10倍しても40,000人強…、確かにインドの人口比犠牲者数は多い。だが、日本の高度経済成長期、1970年度の日本の交通事故犠牲者数は16,765人、当時の人口を1億人と仮定すれば、今のインドより人口比犠牲者数は多かった事になる。余りインドを卑下する訳にも行くまい。車が急増する経済成長期の指数である。

インドはコモンウェルス(英連邦)の加盟国、英国流の交通ルールはある。インドの運転免許証があれば、コモンウェルス加盟国(53カ国)で運転できる。運転免許取得は、それなりの試験がある。だが、インドで交通事故が多いのは、「インド及びインド人特有の問題」がある。

インドでは、「乗用車に関する全ての規制がない」、と言うのが実態である。動かせれば自由に路上に出て走らせることが出来る。「車検」もない。「点検」の義務もない。最近は「公害規制」が騒がれているが、実際に規制・適用されているのだろうか?

インドの交通ルールの基本は、「前にいる車を優先」、事故った場合、どちらの車が前にいたかを調べ、後ろにいた車がぶつけた車=ペナルティーとなる。従い、運転手は前しか見ない。初めから「サイドミラー」を外している車も多い。

車の種類は、牛車・リヤカーからまで高級車,約20種類の車が、同じ道路を走っており、時々「象」や「駱駝」が割り込んでくる。田舎では、「羊」や「山羊」の大群が道路を横切り、道路を封鎖してしまう事もある。日常の風景である。道路には「牛」が寝そべり、交差点では「物乞い」や「花売り」がちょろちょろ営業している。この40年、変わらぬ風景、変わったのは「急激に増えた車」の数、インド国民車である「アンバサダー」が急減し、代わりのマルチ・スズキや外車が増えた事だろう。

インド「インド特有」の交通事情、インドに行かなければ想像もできない奇想天外の世界、昔詠んだ「川柳」で紹介します。


2にラッパ 3にブレーキ 1は運
運転手が笑ってクイズを出す。インドで車を運転する場合、一番重要なものはな~んだ? 答えは、2番目はクラクション、後ろにいる車が前の車を追い越すときには必ずクラクションを鳴らす。最重要なルールの一つである。3番目は、ブレーキ、そして、一番重要なのは、…「運」…。皆知っているジョークだが、真実味がある。路上、何が起こるか判らない。

ハンドルを 持たせりゃ判る 皆強気
一姫二虎…と言うが、インドの女性、肥満体の美人、いつもはサリーを着てスローに行動しているが、ハンドルを持たせると人柄が豹変した様にすっ飛ばす女性も多い。

ミニバイク 前に後ろに 1世帯
6人くらい乗っている時もある。倒れたら大変…、だが、倒れて事故ったと言う話は滅多に聞かなかった。

免許証 幾らしたのと 訊ねられ
試験官に「タバコ1カートン」なんてのは「当たり前」の様だった。30年前に試験を受けたが、試験は「マーク」の意味が殆ど。下に英語で意味が書いてある。其れを読めば、100%正解、英語を読めればだが…。今の試験はどうなっているのか?

バス停で バスは止まらず 人は落ち
バス、左側に人がぶら下がっており、傾いて走っていた。バス停、速度は緩めるが止まらないケースも多い。飛び降りるしかない。皆、慣れている。天井にいる人はどうする?

ONE-WAYで 正面衝突 お国柄
一方通行で、逆方向から突っ込んでくる車も多い。「どけどけ」と言わんばかりにアクセルを更にふかし「脅し」をかけて来る。脅された方もアクセルを踏み、どちらが避けるか勝負に出る。結果は正面衝突。インドではチキンレース事故が多い。インド人の性格による事故…

ブルーライン 走る凶器と 皆恐れ
ブルーライン=市営バス、車体は満身創痍、やたら飛ばす。事故ると、運転手はハヤテのごとく逃走、結局は逮捕されるが…。

バス横転 トラック横転 牛仰天
冬の早朝に良く見かける光景…。寒く霧も濃い。運転手はかなり酒を飲む。牛が巻き込まれることも多い。運転手は直ぐ逃げる。牛に危害を与えた罪を恐れる。

3車線 至る所で 6車線
交差点近辺、皆が前に前にと割り込んで来る。前にいる車が優先のルール。

停電し 渋滞解消 交差点 
停電が頻繁に起きる国、停電の時は警官が交通整理、警官を極度に恐れる市民、警官を見ると大人しくなり、渋滞も解消する。

渋滞の 先では牛が 会議中
インド中で良く見る風物詩

世界中 道路で暮らす 牛はいず

可能なら 牛に教えろ 交通ルール

赤信号 あわてず歩む たらちりの母

信号が赤に変わっても、急ごうとせずマイペースで横断歩道を歩いている女性が多い。急いで歩けないような女性も多い。大体がたらちり…。

マナー悪(あ)し いやインド社会にゃ マナー無し
これがインド社会の一番の問題の様だ。

まだまだあるが、日本にもマナーの悪い若者・馬鹿者もいる。「あおり運転」…。「性格が悪い」と言うより、「精神疾患」だろう。余り、インドの事を言えない。

インド、「道路事情」も「車の性能」も悪いので、この程度で治まっている。これからは高速道路も増える。「マナー重視の政策」に転換・傾注すべきだろう。まずは教育…。
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プロフィール

徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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