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アフガン・テロ多発…トランプへのメッセージ…


1月27日、アフガンの首都カブールで大規模な自爆テロがあった。死者103人、重軽傷者235人、大量の爆発物を積んだ救急車を装った2台の車、其の内の一台が人ごみの中に突っ込みで自爆したらしい。「タリバン」は犯行声明を出し、政府施設を狙ったテロと主張したが、犠牲者の大半は一般市民のようだ。9.11以降、最大規模の自爆テロだろう。

アフガンのテロ、日常茶飯事の様になっている。テロと言うより、「政権争いの武力闘争」「内戦」の様相を呈している。首都カブールで起きている事件、政府に対する影響は大きい。

アフガンで起きている最近のテロ事件…、昨年10月17~18、「政府機関」や「警察訓練所」を狙った自爆・銃乱射テロ、60人以上死亡した。タリバンが犯行声明。12月28日、「シーア派」の施設を狙った自爆テロ、40人以上死亡した。今年に入り、1月5日、「警察施設」を狙った自爆テロ、20人以上の警察官が死亡、この2件は「IS」が犯行声明を出している。そして1月中旬、国営のインターコンチネンタル・ホテルで外人を狙った自爆テロ、外人(殆ど航空会社社員のウクライナ人14人を含む18人が死亡、タリバンが犯行声明…。

アフガンばかりではない。今年に入り、世界各地でテロ事件が頻繁に起きている。

アメリカ、昨年8月、アフガンへ4,000人の増派を決めた。8月段階で8,500人程度の米兵が駐屯、現在は11,000人ほど、NATOを含め15,000人ほどの連合軍が駐屯している。その兵力増強の中で、タリバンは着々と勢力を拡大し、テロ攻勢を強化している。アフガンにはタリバン以外に、「ISを含め20程度のテロ組織」が存在すると言われ、ISも着々と勢力を拡大している。シリア・イラクに参加していた「IS義勇兵」がアフガンに戻っている様だ。

増派しても何ら成果が上がらない現状、トランプはパキスタンに‘八つ当たり’、「パキスタンはテロリストに隠れ場を提供している」と批判、装備品供与や安全保障関連の基金(推定約2億5,500万ドル)を凍結すると揺さぶりをかけた。パキスタンは激怒している。この支援は、アメリカへの協力に対する代償の筈…。

パキスタンが積極的にアメリカに協力することはない。国民が猛反対し、政権が揺らぎかねない。パキスタンにも多数のテロリストが存在している。大半は敵国インドに対する組織だが…。

元来、タリバンの基盤であるパシュツーン人、アフガンとパキスタンにそれぞれ1,500万人ほどいる。山岳の国境は簡単に行き来できる。取り締まるのは極めて難しい。他方、アフガン駐留部隊への物資輸送はパキスタン経由、パキスタンが断われば、駐留軍が危うくなる。増派したものの、どうなるか見通しが立たない。

今月に入り、アフガン政府とタリバンは非公式に(和平)協議したらしいが、タリバンは、「武力には屈しない」「テロは、トランプ及びその手下たちへのメッセージ」と強気である。協議を有利に誘導する戦術だろう。

アフガン、シリア、イエメン、アメリカが軍事介入している3泥沼地域、トランプの脅しは効かない。反感を買うだけだろう。妙策も浮かばない。
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徒然愚思

Author:徒然愚思
在インド9年、在シンガポール4年、中国放浪の旅1年…、
主食は酒、酒の肴は煙草、65歳過ぎて、未だふわふわ漂う‘はぐれ雲’人生…。

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